保証人になるということはその人の借金を肩代わりすること。

母の親友でご主人が事業をされている方から、父に対して以前新規事業の保証人になってほしいという話がありました。
その友人のご主人はとても社交的でスマートで、当時営んでおられた不動産事業や英会話教室、旅行会社などすべて順調にうまくいっているようでした。
父は母の親友のご主人からの依頼ということで、受けようか断ろうかかなり迷いましたが、やはり保証人となると万一事業がうまくいかなった時、その方の作ったすべての借金を肩代わりすることになり、私達子供の将来も考え、考えた挙句お断りしました。
その決心が正しかったようで、その後数か月後にその方の新規事業がうまくいかず、それまで順調にいっていた事業はすべて売却され、そして自宅も赤紙を張られ、会社から自宅まですべてを失われることとなりました。
しかし、母とその友人はそれ以降も友人でいることには変わらず、母もできる限りのことを手伝いました。
そして3年後、みごとにその親友のご主人はまた新規事業で大成功を収められ、一等地に大邸宅を構え、現在は悠々自適の生活を送っておられれます。
父がもしあの時保証人を承諾していたら、私達家族は一体どうなっていたのか考えるととても恐ろしいです。
借金というと自分が借りたお金を返済すること、というイメージが強いですが、一歩間違えると他人の借金を抱え込まなければならない状況に陥ることもある、と認識しておかなければなりません。
借金とだけはかかわりをもたず生活していきたいものです。